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ツェルニーの美学

ピアノを学んでいる人なら誰もが一度は弾くツェルニーの練習曲。私の教室にも、現在30番と40番に取り組んでいり生徒が何人かます。

100番は私自身が気が遠くなりそうなので、使用していません。以前は抜粋で使ったこともあるのですが、今は同程度の良い教材がたくさん出ていますから、ほかのもので補っています。



ツェルニーはソナタや協奏曲、歌曲も作曲しているようですが、ツエルニー=練習曲、というくらい、練習曲が親しまれ、テクニックを学ぶうえでの王道となっているようです。いろんな練習曲集が出版されている現代でも、ピアノを学ぶ人の必須といって過言ではないかもしれません。


私ももちろん、たくさん弾きました。

小学校3年生のときに30番を始めてから、40番50番と進みました。30番が終わりかけた頃、先生に「もう一度始めからやり直し」と言われたときにはかなりショックを受け、ふて腐れましたcoldsweats01



先に進めることに夢中になっていた私に、もう一度きちんと練習しなおすことでテクニックを身につけさせたかったのでしょう。今なら先生のご指導の判断に感謝できます。が、当時の私はガッカリしました。


私の先生は基礎がきちんとできるまでは、華やかな曲は弾かせてくださらない方針だったので、地味な曲を弾く時代が長く続きました。



そしてようやく50番の最後の曲が終わったときに、「これでツェルニーから解放される!」と嬉しかったのを覚えています。




私はツェルニーに関する専門書などを読んだことがないので詳しいことはよくわかりませんが、個人的にはツェルニーの練習曲は好きでしたし、今でも好きです。ただ、あまりにも膨大な量を弾かなくてはいけないので、辟易することもありましたが。


なぜ好きかということを最近になって考え直してみたのですが、シンプルだから、だと思います。


シンプルで美しい和声の進行と、楽譜を埋め尽くす16分音符や32分音符の羅列、シンプルなパターンの連続性が好きでした。上手なわけではないけれど、指を動かすのが好きだったのかもしれません。もともと地味な作業が好きなので、リズムやスタッカートでの練習も苦になりませんでした。


それに、中には「お!」と思うような素敵な曲があります。特に40番の中の21番は練習曲としてだけでなく、音楽的にも魅力を感じます。



子供の頃は、ツェルニーの進度を自分の上達のバロメーターと考えていました。そういう意味でも、楽譜自体の構成が子供にもわかりやすかったのだと思います。


今、ツェルニーに取り組んでいる皆さん。「まだこんなにある~」と途方に暮れることもあるかもしれませんが、1曲1曲、楽しんでお稽古してくださいね。コツコツ続けていれば、必ず終わりますよ。


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