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ピアニストへの基礎

相変わらず声が出ない状態が続いています。

家族はもう慣れたようですが、宅配便の方やご近所の方は、私の声にならない声を聞いて、訝しげな表情をされます。

昔からデミ・ムーアのようはハスキーな声に憧れていたのですが、私の今の声はハスキーというよりは、隙間風。ひゅるる~といった感じです。

そういう状況なので、昨日はおとなしく、家で本を読んでいました。それがこちら、「ピアニストへの基礎」

この本の著者、田村安佐子氏は、コルトーの弟子であるタリアフェロに師事したピアニスト。読み物としても面白いですが、ピアノの座り方、手のフォーム、練習前の準備体操、テクニックのための具体的な練習方法などが書いてあり、勉強になりました。普段のレッスンや、私自身の練習に取り入れられることが、分かりやすく説明してあります。

特に離れた鍵盤を素早く弾くための練習や、手が開くようになるためのマッサージなどは、すぐに試してみたいと思います。私はかなり手が小さいので、少しでも開かせたいし、開いてもらわないと困るのです。本当に。

また、そういったテクニックの面だけでなく、音楽性、感受性の養い方などについても書かれており、著者が女性のためか文体も優しく、これからの子供たちを思う気持ちが伝わってきました。

例えば「小さい頃に芸術がどんなに素晴らしいものかを折にふれて体験させてやることが子供の無限の可能性にとってとても大事なことです」、「例えば夏の夜、大きな花火を見たり庭で花火を楽しんだあとにドビュッシーの『花火』を一緒に聞いてみるのもよいでしょう」と書いてあります。

我が家も毎年花火を見に行くのですが、その後は子供を早く寝かせることばかり考えていました。反省。何かを楽しんだあとに、それに関連する音楽を一緒に聴くという体験が、子供を成長させていくのでしょうね。

きれいな月を見た後に、「月光」とか「月の光」を聞くとか。雨の日に「雨だれ」を弾いて聞かせるととか。そういう心と時間の余裕が欲しいものです。

子供とピアノの大きさについても、「小さな子供がピアノを弾くというのは想像を絶する重労働かもしれません。大きさの比率でいうとちょうど大人が、今の鍵盤の1.5倍から2倍の幅をもつ大きな鍵盤が並んだ左右2、3メートルぐらいのピアノを相手にする姿を想像してみて下さい」と書いてあります。

本当に、そのとおりですね。自分がもし今のピアノより1.5倍も大きいピアノを前にしたら、ちゃんと弾きこなせるのかどうなのか・・・と考えると、きっと無理。

私の小さな生徒たちは小さな指でいっしょうけんめい弾いているのに、私は「もっとまるい指で」とか「もっとしっかり」とか、注意してばかり。もっと認めてあげたくなりました。

テクニック、音楽性など、いろいろ考えさせられる一冊でした。ご興味のある方は、ぜひ。

                       金沢市 ドルチェピアノ教室

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